
今回は頭痛についての情報をまとめました!

頭痛に悩む方は必見!

一番最後に、【頭痛の原因チェックリスト】もありますので、ぜひ読み進めていってくださいね!
頭痛を理解する!3つの頭痛それぞれの特徴
大前提としてそもそも頭痛には種類があることを知っていますか?
頭痛には種類があり「一次性頭痛」と「二次性頭痛」と呼ばれるものがあります。
「一次性頭痛」は脳や身体に明らかな病気などがないにもかかわらず起こる頭痛で、
「二次性頭痛」はくも膜下出血などの脳や身体に問題があることが原因で起こる頭痛です。
頭痛に悩む多くの方が抱えているのは、そのほとんどが「一次性頭痛」です。
そのためこの記事では、「脳や体に問題がないけれど頭がいたい・・・」という一次性頭痛について解説していきます!
「一次性頭痛」の中でも、頭痛の種類は大きく3種類に分けられます。
それは ①緊張性頭痛 ②偏頭痛 ③群発性頭痛 の3つです。
そのため同じ「一次性頭痛」でも、その対応策を間違えてしまうと、頭痛を悪化させてしまう可能性があります。
それぞれの頭痛に対して1つ1つ対策が異なるので、それぞれの頭痛の原因を知っていきましょう!
現代社会の弊害? ①緊張性頭痛
緊張性頭痛とは緊張やストレス、筋肉のこわばりや筋肉疲労によって起こる「交感神経的な」頭痛を指します。
交感神経とは 身体を調整する「自律神経」のうちの1つであり、こんな機能を勝手に調整してくれています。
血液の拡張収縮(筋肉)
呼吸(心拍)
体温(発汗)
緊張すると心臓がバクバクしたり、マッサージを受けるとうとうとして眠くなったり、寒いと鳥肌が立ったりなど、人間の生活の中で「勝手にいい感じに身体を調整してくれる」のが自律神経です。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、「交感神経」は
・ストレスの多い状況
・戦わなければならない状況
・緊急事態
などに対して、人間が対応するために機能してきた役割です。
現代で言うと、スポーツや仕事など、スイッチをONにして動く際に機能している役割と思うとわかりやすいかもしれません。
本来はそんな役割があるのですが、現代社会でのストレスの多い状況やリラックスできない状況により、交感神経と反対の役割をする「副交感神経」(スイッチをOFFにする)が機能しづらい状況が生まれやすくなっています。
そのため常にスイッチがONになってしまう、交感神経ばかりが働いてしまう方が増えています。
その弊害が「緊張性頭痛」です。
緊張性頭痛の症状の特徴として、頭全体が締め付けられるような痛みがあります。
心臓の拍動のようなドキドキ・ズキズキした痛みとは異なり(この痛みに関しては後述します)、後頭部から首にかけて圧迫されるような痛みや、めまい・目の奥の痛みなども同時に引き起こします。
症状が悪化すると吐き気を併発することもあります。
それ以外の特徴として、
・週に1〜2回、月に1〜2回など発作的(月に15日以上継続して痛みがある場合、「慢性的緊張性頭痛」と分類されます)
・男性より女性に多い(割合的に1:1.5くらい)
・10〜30代に多い
・朝は比較的症状が出ない(もしくは軽い)が、夕方〜夜にかけて症状がひどくなる
これらも「緊張性頭痛」の特徴です。
ワインやコーヒーで頭痛に? ②偏頭痛
偏頭痛は神経系が原因の痛みと言われています。
ですが先述した「自律神経系」の神経ではなく、何らかの要因で身体の感覚を司る神経が過敏になってしまうことが原因となっている頭痛です。
その何らかの要因というのは 睡眠不足や気圧の変化、空腹、感覚刺激、ストレスなど。
これらも現代社会の弊害と関係ありそうな内容ですね。
偏頭痛の一番の特徴として、ズキズキとした痛み、脈打つような痛みが特徴です。
また感覚過敏性があり、光や音、匂い、その他運動などによって悪化しやすいのも偏頭痛の特徴です。
気圧変化(主に低気圧)などによって悪化しやすいのも特徴ですね。
スマホアプリで「頭痛ーる」という気圧変化と頭痛の予報をするアプリなどもあったりします。
他にも、
・視界にチカチカとした光が出現する「閃輝焦点」という前兆症状が見られることがある
・前兆症状として首が痛くなる、食欲の増加・減退、吐き気などが起こることがある
・男性に比べて女性の割合が高く1:3ほどの性差がある
・緊張性頭痛と同じく10〜30代に多い
と言ったのも特徴です。
また、偏頭痛は食べ物によって偏頭痛を誘発・悪化させることが研究などでわかっており、
ワインやカフェイン、干物など、個人によって異なりますが、これらの食べ物が偏頭痛を誘発することがあります。

大好きな食べ物が頭痛の原因になっていることがあるのかも…
原因不明の激痛? ③群発性頭痛
群発性頭痛は原因がわかっていない頭痛です。
そして3つの二次性頭痛の中で、最も激しい頭痛を起こすのがこの頭痛です。
症状として特徴的なのは、その痛みの強さです。
片側の目の奥に激痛が走り、その痛みはまるでドリルで削られるような痛みとも言われます。
他にも、
・片側(痛みが出ている側)の目が充血したり、涙が出たり、鼻水もしくは鼻詰まりが起こる
・頭痛の後にまぶたが垂れ下がったり、目の下が腫れたり、涙が出たりする
・頭痛にともない吐き気がおこる
・男女比率は男性の方が高い
患者数自体はそんなに多くありませんが、原因がわかっておらず激しい痛みを伴う頭痛なので、症状が出たら速やかに病院に行くことをお勧めします。
あなたの頭痛はどの頭痛?頭痛チェックリスト
頭痛の原因についてお話ししてきましたが、「結局私の頭痛ってどれ?」って方に向けた、簡易的なチェックリストを用意しました!
このリストはあくまでチェックリストなので頭痛を診断するものではないですが、
「あ、自分はこのタイプの頭痛かもしれないな〜」
と把握していただくために使っていただければと思います!
頭痛チェックリスト
【緊張性頭痛チェック】
☑︎頭が締め付けられるように痛む
☑︎午前より午後の方が痛みが出やすい
☑︎肩や首が凝ると感じる
☑︎眠れないことがある
【偏頭痛チェック】
☑︎ズキズキと脈打つような痛みがある
☑︎天候が悪いと頭痛がおこることが多い
☑︎ワインやコーヒー、食事後に痛みが出ることがある
☑︎頭痛が起こる前に、目の前がチカチカしたり吐き気・首の痛みが起こることがある
【群発性頭痛チェック】
☑︎片側の目の奥に激痛が走る
☑︎頭痛時に目が充血したり、涙が出たり、鼻水がでたりする
☑︎症状が出るのは同じ時間帯が多い
☑︎頭痛の後に目の下が腫れたりまぶたが垂れ下がっている感じがする
チェックリストにあてはまる項目が多いほど、その頭痛のタイプである可能性が高いです。ただし、このチェックリストはあくまで目安で、正確な診断には医師の診察が必要ですのでご注意くださいね。
まとめ
今回は主な頭痛の種類と特徴について解説してきました!
★頭痛には3つの種類があり、
緊張性頭痛:締め付けるような痛みが特徴で、肩こりや睡眠障害と関連
偏頭痛:ズキズキとした脈打つような痛みで、気圧変化や感覚過敏を伴う
群発性頭痛:片側の目の奥に激痛が走り、目の充血や涙などの症状を伴う
チェックリストを活用して自分の頭痛のタイプを把握し、適切な対処法を見つけることが大切です!

同じ頭痛でも、その症状は様々で原因が異なっているんですね。あなたの頭痛の原因は一体何なのか、きちんと情報を知っておくことはとても大事です!
知識は力!健康への一番の近道ですので、この情報が学びになれば幸いです〜^^